HUAWEIi新型AIチップを発表 狙いは米国依存からの脱却か

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中国・通信機器メーカーのHUAWEIは、新型AIチップ「Ascend910」「Ascend310」の完成を「HUAWEI CONNECT 2018」(上海市・10月10日〜12日開催)にて発表した。このAIチップは、AIが機械学習やディープラーニングを行う際に、演算処理を高速化するために使われるもの。今回の開発は、中国が米国のAI関連技術への依存から脱却するためのアクションだと見られている。

南アフリカのニュースメディアMyBroadbandによると、今回HUAWEIが発表した新型AIチップは、世界最高峰のAIチップ「V100(NVDIA社)」の2倍の計算能力を誇るという。同メディアによると、HUAWEI会長のEric Xu氏は、「新型AIチップは、今後、中国国内で生産されるスマートフォンやスマートウォッチなどのスマートアクセサリーに設計されていく」と語ったという。

Nikkei Asian Reviewによると、Xu会長は、米中の貿易摩擦については何もコメントをしなかった。しかし中国ではHUAWEIをはじめ、百度、アリババグループなどの中国を代表するメーカーが米国企業のAIチップに依存していることが問題視されているのだという。そんな現状からの脱却を目的としたのが「中国製造2025」と呼ばれる国家戦略だ。この計画では「中国のAIチップ自給率を2025年までに70%にまで向上する」という目標を掲げ、米国依存からの脱却を目指すと見られている。今後、中国国内でのAI開発がさらに加速していくことは間違いなさそうだ。