MicrosoftのAIがハムレットを喜劇と誤解

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MicrosoftのAIが、シェイクスピアのハムレットを分析した結果、「この物語は喜劇だ」と判定した。MicrosoftのAIは、業務上の文章分析や翻訳などについて大いに力を発揮するが、物語から人間の感情を判定することはまだできない。Microsoft UK CEOのRose氏は、「これは現在のAIの限界であると同時に、人間の感情の豊かさと深さを表す素晴らしい実験結果だ」とコメントした。

英・ITネットメディアTeckNet UK Blogによると、MicrosoftのAIがシェイクスピア作品の登場人物について感情分析を行った結果、ハムレットが喜劇であると判断したという。AIは、キャラクターの台詞や物語の構成を追って感情グラフを作成したが、台詞に含まれる皮肉や嘘、そこに込められた真意を見破ることはできなかった。翻訳や文章の解析においては有用なAIだが、まだ文脈を読み取ることはできないようだ。

英・ネットメディアCRNによれば、Microsoft UKのCEOであるCindy Roseは、この実験結果を受けて「これは現在のAIテクノロジーの限界であり、人間だけが著者の真意を掴み取ることができるという素晴らしいデータである」と述べたという。また、「しかしシェイクスピアのファンであっても、作品に登場するすべての人物の分析を行うことはできない。AIにはそれができる見込みがある」とAIの可能性についても強調している。