IBM AI インド農業へ天候予測を提供 刈り取り時期決定に活用

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IBMは、インドの農業のために天候予測データを算出するAIの提供を決めた。このAIは、インド国内の農業関連事業者からの情報や天気予報データを元に、正確な天候予測を行うというもの。これにより、刈り取り時期などの決定に有用な分析を行うことが可能となる。現在はインドの10州を対象とした試験段階だが、今後対象地域を増やしていく見込みだ。

IBMは、インド政府政策シンクタンクNITI Aayogと提携し、インドの農業のために天候予測データを算出するAIシステムを提供すると発表した。インド・ファイナンシャルメディアLivemintによると、このAIは、インドの種子・肥料会社、農家、流通業者などから収集した情報に基づき、農業に有益な天候予測データを算出するという。農業に関係する業者や生産者たちは、この天候予測データを利用して、刈り取り時期の決定や作物の収穫高予測などを行うことができる。

現在、AI実験の第一段階として、インドの10州を対象に天気予測が行われている。インド・新聞社The TIMES OF INDIAは、IBMの談話として、「10州を対象に、試験的に天候予測を行っていく。もしこの試験によってAIが有用であることが分かれば、ほかの地区にも広げていく」と報じている。インドはモンスーンの影響を受けやすく、これによる気候変動は農業に致命的なダメージを与えかねない。そのためIBMのAI導入に対する期待が高まっているようだ。