Microsoft 実現困難といわれる長文要約AIの開発に挑戦

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文章の要約は、長らくAIには不可能とされてきた課題だ。しかし現在、Microsoftがニュースなどの長文を要約できるAIを開発しているという。このAIは、文章の中心となる言葉を厳選し、意味が重複する言葉を集約していくことで要約を行う。まだ実験段階であり、本格導入の予定はないが、今後様々なタイプの文章を要約できるAIが登場する日も近いと見られる。

これまでAIにとって、長文を要約することは難解だといわれてきた。しかしMicrosoftの研究者が発表した論文によると、「文章中の単語の関係性をNLP(自然言語処理)によって分析するAIフレームワークを開発すれば可能だ」とされ、実験が行われているという。NLPを使用することで、長文の中で中心となる言葉を残し、文章上果たす役割が少ない言葉や重複する語彙については省略したり集約したりすることができる。

長文要約をする際、AIは、まず単語ごとの重要性などを識別するために、第一段階としてグラフを作成する。そしてグラフをもとに単語ごとの重要性や単語のタイプを分別をしていく。そして重要性の高い単語を残し、タイプの重複する言葉を集約する。これらのプロセスを経て長文を要約することができると米・ITメディアVentureBeatは報じている。開発者は、「長文要約AI技術の進歩に興奮している。今後、ニュースのような公式言語も、日常会話のような自然言語も要約ができるように開発を進めたい」とコメントしている。