百度(Baidu)創設者、中国のAI化に取り組む

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中国のトップ検索エンジン百度を率いるCEO 李彦宏氏は、中国浙江省の烏鎮におけるカンファレンスで、言語識別能力、視覚技術、自然言語理解技術に関するAIなどを筆頭とした「百度大脳」をオープンソースにし、様々な産業におけるプラットフォームにしていく意向を述べた。

捜狐(そうふ)新聞によると、百度の李彦宏氏は、カンファレンスにてスマートホームと自動運転システムを中心にAI産業に取り組んでいくとを演説したという。スマートホームでは、DuerOSと呼ばれる音声アシスタントシステムについて言及。同システムの導入により、ユーザーから投げかけられた質問に対する正答率が向上したという。DuerOSは、各社のスマートフォンや、自動車、ホテルなどで既に実用化がなされている。また、百度は2013年から自動運転の技術について研究を行っているが、ほとんどの運転をAIが行う高度な自動運転システムを搭載した「Apollo自動運転車」は、2019年までに1万台ほど出荷される見通しだ。同社が手がけたシステムを使ったバスは、10ヶ所以上の地域で利用されており、自動運転における安全走行記録は、既に10,000時間を超えている。

同社は、交通のスマート化にも着目しており、最近の中国運輸部の測定では、交通問題がGDPの5%から8%に影響を与えていることに関心を寄せ、既に北京といった都市と協力を行っている。北京や上海のような大都市では、交通問題が数億元もの損失をもたらしているが、自動運転や交通のAI化は、これを解消する手段になると論じた。