Googleの音声認識AIがザトウクジラの生態保全に活用

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アメリカ海洋大気庁では、170,000時間分のザトウクジラの音声データの扱いについて長年模索されてきたが、GoogleのAIがそのデータの分析に協力することとなった。これらの音声データを分析することで、クジラの数の増減や回遊パターンが分かり、結果的に保全に繋げることができる。今回のAI導入は、Googleの28億円寄付プロジェクトの例にも挙げられており、動物たちの保護活動という観点からも注目されている。

アメリカ海洋大気庁は、長年、クジラの音声データを解析する方法について模索していた。そこに加わったのがGoogleのAIチームだ。米・新聞社THE GARDEN ISLANDによると、AIが分析を行うことによって、クジラの生存数や回遊パターンを分析することができ、生体保全やクジラと船の衝突を避けたりすることができるという。

また、Google AI Blogによると、これまでクジラの膨大な音声データの分析は、人の手によって行わなければならなかったが、AIの導入によって研究者の負担が劇的に下がるという。このAIには音声認識機能が使用されており、クジラの音声認識精度は90%を超える。動物にも人間にも有益なこのAIプロジェクトは、Googleの掲げた「AI for Good」の25億ドル寄付対象プロジェクトの例に挙げられている。