高校生がGoogle TensorFlowで山火事探知AIを開発

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Googleの機械学習モデルTensorFlowを使用して、高校生2人が山火事が起こる地域を検出するAIセンサーを開発した。このAIセンサーは、「Smart Wildfire Sensor」と名付けられている。画像認識に特化したAIを使用し、落ち葉や枝の画像から森林の湿度を認識、そして含水率が低く山火事の可能性がある地域を消防機関に連絡することができるセンサーだという。米・カリフォルニア州では山火事が多く、今回のAIセンサー開発は有意義であると言える。Googleは「TensorFlowを使用したAI開発者がさらに増えることを望む」とコメントしている。

Googleの機械学習システムTensorFlowを使用して、森林の中で山火事が起こる場所の特定や予測を行うことができるAIセンサーが開発された。米・ニュースメディアMercury Newsによると、このセンサーは、AI画像認識処理を利用して森林の湿度を測定することができるという。センサーが乾燥して山火事の起こりやすい危険地帯を検出すると、自動的に消防機関に警告がなされる仕組みだ。開発したのはシリコンバレーの高校生AdityaとSanjanaの2人だ。

米・ITメディア・SiliconBeatによると、Google.orgのProduct Impact責任者であるBrigitte Hoyer Gosselink氏は、「TensorFlowの目標の1つは、AIツールを開発しやすくし、AI開発者人口を増やすことだ。今回のAIセンサーの開発は、山火事の多いカリフォルニア州が待ち望んでいたことだ」と述べたという。カリフォルニア州ビュッテ郡の山火事は、14万エーカーを焼き、数十人の命を奪っており、ほかにもヴェンチュラとロサンゼルスで起こった山火事では約10万エーカーが炎上した。現在は人手によって森林の含水率が測定されており、かなりの労力がかかっている。今回のAIセンサーでは、測定のプロセスを自動化できるため、人間の労働を減らすことができるという。