顔認識アルゴリズムの世界ランキング、中国勢が上位を占める

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アメリカ国立標準技術研究所(NIST)は、今月16日、今年8月と9月に実施された動画顔認証技術のベンチマークテスト(FRVT)のレポートを発表した。今回は、世界各地から計39社がこのコンテストに参加し、前回よりも新たに7社が加わった。そして、上位5社をすべて中国企業が占めることとなった。

中国の澎湃新聞は、連覇を果たした今回のトップ「YITU」の開発アルゴリズムを用いると、他人の顔と誤認識する確率は千分の一、認識の漏れが起こる確率は一万分の一ほどの精度に達すると報じている。ちなみに今回の準優勝となったアルゴリズムも、同じく「YITU」が開発したものだという。顔認識の精度は日々進歩しており、同研究所が去年同時期に報じたレポートでは、認識漏れのベスト記録はまだ3.3%であった。つまり顔認識技術は、たった1年で80%も向上したことになる。

中国企業に続いて、今回6位と7位の座を獲得したのは、ともにロシアのNtechLabが開発したアルゴリズムである。日系企業のパナソニックとNECも、このコンテストに参加したことがあるという。また、ランキングの推移を見ると、上位の企業は世界的に有名な大企業からベンチャー企業へ移り変わっていることがうかがえ、興味深い結果となっている。