目覚ましい進歩を遂げる中国のAI研究、技術と実物のギャップが課題か

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10月30日、中国・深センで開催された第一済経技と創新大会において、AIベンチャー企業出身のIntellifusion CEO陳寧(チェン・ニン)、UNTECH CFO張鉅(チャン・ジ)、Video++ COO董慧智(ドン・フェイチー)の3名によるパネルディスカッションが行われた。人工知能はまだ初期段階にあり、技術と実物のギャップを乗り越えることが最初の関門だという点で、3人の意見は一致した。

張はまず、人工知能の技術発展は目覚ましいが、実生活で活用できるレベルまでは程遠く、解決すべき課題は山積みであることを指摘した。続いて董は、人工知能を神話化する傾向や風潮に懸念を示し、人間と人工知能の違いをはっきり認識することの重要性について強調した。最後に陳は、技術と商品は本質的に異なるものではないかと問題提起した。例えば顔認識は有用な技術だが、だからといってすぐに商品化できるわけではない。多くの人工知能の研究は、未だに研究室や実験室に留まったままで、その技術をサポートする周辺機材や技術の発展がない限り、実用化は難しいとも語った。

さらに3名のゲストは、よりよい製品を世に出すためには、どのように人工知能と向き合っていけばよいのか、どうしたら人工知能に対する恐怖心を取り除くことができるのかについても議論した。董は参加者に対して、「人工知能によって今の職を失う心配はない。なぜなら代わりに新しい仕事が出現するからだ」とも呼びかけた。