フランス 公共バスの不正乗車対策にAIを活用

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フランス、エソンヌ県の公共バスTICEは、仏ベンチャー企業Datategyと協力し、不正乗車対策にOctoCityというAIアプリケーションを導入する。このアプリケーションは、検札係のスマートフォンに搭載され、いつ、どこで不正乗車が起こるかを予測する。それをもとに、検札係が増員される。予測は、過去の不正乗車のデータや、ディープラーニングのアルゴリズムに基づいて行われる。

仏メディアL’ADNは、このAIは不正乗車対策だけでなく、検札係の業務の効率化にもつながると報じた。公共交通機関は一定数不正乗車を摘発しなければならないが、アプリを利用して不正乗車が起きやすい場所に行けば、摘発率が上がると見込まれる。アプリは管理者にリアルタイムで情報を送信することも可能で、その日やその週の不正乗車の統計を確認することができる。

不正乗車対策にAIを活用するのはフランスで初めてのことであり、現段階ではエソンヌ県のみで導入される予定だが、今後導入が広がる可能性もある。仏メディアCNEWSによると、フランスでは不正乗車が問題となっており、損失は、パリを中心とするイル=ド=フランス地域圏で、年間3億〜5億ユーロ(約380〜640億円)にも達するという。