中国 AIによって都市部と農村の医療格差の解消に期待

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AI技術の活用により、今後十数年で中国国内の医療レベルが場所によらず同じクオリティになることが期待されている。AIで農村部の医師をサポートができるようになれば、農村部の医療クオリティが上がるだけでなく、患者は病院を求めてわざわざ都会に出る必要がなくなる。

アイケアのサービスを行うCEOのWang氏は、米メディアCNBCのインタビューに対して、農村部でのAI導入を強く訴えている。「中国の農村部では、過去30~40年もの間、医師不足により、満足のいく医療サービスを受けることができなかった。しかしAIが医療分野に導入されることで、この不均衡は解消されるだろう」と語ったという。

政府としても、テクノロジーの力を地方に活用していこうという意向はあり、医療分野はその代表例だ。しかし立ちはだかるのは医療産業の壁である。医療従事者には保守系の人が多く、Wang氏も頭を悩ませている。国際機関World Economic Forumの調べによると、増え続ける人口の中で、持病を持つ人はおよそ300万とも言われている。医療分野でのAI活用は、慢性的な社会問題の解決策となるかもしれない。