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外科医の手の動きから手術手技を識別するAI

米ウィスコンシン大学マディソン校の研究チームは、機械学習を利用し、外科医の手の動きから手術手技(縫合・結紮など)を識別するアルゴリズムを構築した。研究成果は学術誌・Human Factorsにて、23日公開された。

研究チームの論文によると、37名の外科医協力のもと、卓上のシミュレータを利用した外科基本手技の動画撮影を行ったという。2秒ごとに外科手技の分類を行う機械学習アルゴリズムを構築したところ、79%と比較的高い精度での分類に成功したとのこと。

現時点では、このアルゴリズムが臨床上有用な何らかの役割を果たすとは考えにくい。ただし一方で、シンプルで無駄のない動きを再現させるような外科手技習得サポート、定量評価の難しかった外科手技の評価尺度など、主に外科医に対する基礎教育面への技術発展が期待される。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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