WHOにとって最初のバーチャルワーカー「Florence」

仮想の医療従事者がWHOでその職務を始めた。Florenceは、ニュージーランドのスタートアップ Soul Machinesの高度な自律型AIチャットボットとCGアニメーション技術によって構築されており、会話を通して人々の禁煙計画策定を手伝うことができる。

WHOのニュースリリースによると、世界で喫煙者の60%が禁煙を望んでいるが、カウンセラーなど必要なリソースにアクセスして行動を起こすのは、そのうちのたった30%にとどまるという。肺がんをはじめ悪性疾患のリスクを急増させる喫煙行動への新しい取り組みは、新時代の禁煙プログラムとして大きな注目を集めている。

現時点で日本語対応はしていないが、英語版として高度な技術をこちらから体感できる。WHOによるサンプルムービーはこちら

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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