Aidoc – 医療画像AIの導き手はイスラエルから

医療画像のAI解析ソフトウェアを提供するイスラエルのスタートアップ・Aidocは、Square Peg Capitalが主導するシリーズBラウンドの一環として、新たに2000万ドル(約21億円)の資金を調達したことを明らかにした。これにより、同ラウンドにおける調達額は4700万ドルとなった。

2016年設立のAidocは、高度な深層学習技術によって種々の医療画像AIを開発し、複数のモダリティに対して6つの米食品医薬品局(FDA)における認証を取得している。また、5月にはCTスキャンからのCOVID-19スクリーニング機能についても追加承認を得るなど、医療画像AI開発におけるトップランナーのひとつに数えられている。

Aidocの創設者であるGuy Reiner・Elad Walach・Michael Braginskyの3名は、科学・テクノロジー分野における研究者養成機能を担うイスラエル軍のエリートプログラム・Talpiotの卒業生としても知られている。同社のソリューションは現在、5大陸において400の医療センターに導入され、日常臨床の拠り所となっている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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