医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例2021年最新「世界の有望AIスタートアップ Top 100」

2021年最新「世界の有望AIスタートアップ Top 100」

CB Insightsによる、AIスタートアップ6,000社以上を対象としてトップ100を選出する調査「AI 100」が今年も発表された(過去記事2020年版)。

同調査が最も代表的なカテゴリーに掲げる「ヘルスケア」には最多の8社が選出されている。それらスタートアップは私たちのメディアに登場したものもあり、以下順不同で紹介する。
1. 「Caption Health」AIガイド超音波診断(過去記事
2. 「theator」手術支援AI(過去記事
3. 「insitro」AI創薬
4. 「Overjet」歯科X線画像診断AI
5. 「Unlearn.AI」AIによるデジタルツイン構築で臨床試験支援
6. 「Olive」医療機関の業務効率化AI(過去記事
以下2社は昨年に続き2021年も選出
7. 「Recursion Pharmaceuticals」AI創薬(過去記事
8. 「Owkin」研究者向けAIプラットフォーム(過去記事

医療関連はヘルスケアのカテゴリー以外にも含まれ、特に日本からはOTHER R&Dのカテゴリーに「エクサウィザーズ」が選出されている。同社は介護や医療の領域においてAIプロダクトを開発している。その他、日本からは法務・リーガルテックを手がける「LegalForce」が選出された。100社は12カ国から選出され、米国からは昨年の65社とほぼ同様、2021年は64社が選出された(英国8社、中国とイスラエルが6社、カナダ5社と続く)。米国の調査会社ゆえに同国内からの選出が偏重する側面はあるが、AIスタートアップ勢力図が米国を中心としたものとして続くことは、実感としても間違いがない。

TOKYO analytica
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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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