AI3C – 業界リーダーらによるAI連合

米国のヘルスケアおよびライフサイエンスのリーダーたちは、同領域におけるイノベーション推進のため、「人工知能産業革新連合」(Artificial Intelligence Industry Innovation Coalition: AI3C)の設立を公表した。

Microsoft発表によると、AI3Cには同社のほか、ブルッキングス研究所、クリーブランドクリニック、Duke Health、Intermountain Healthcare、Novant Health、Plug and Play、Providence、UCサンディエゴ、バージニア大学などから専門家が集うという。AI3Cは、社会と医療にポジティブな結果をもたらすAIソリューションの創造、種々プロジェクトにおけるAI戦略とビジョンの策定、実装されたAIシステムのモニタリングなどに取り組む。

Microsoftの米ヘルス&ライフサイエンス担当副社長であるPatty Obermaier氏は、「新たに創設されたAI3Cの目標は、社会と業界の重大な障壁を特定し対処することだ。健康増進を推進するため、官民一体の現実的な連合を確立していく」と述べている。 

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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