ソフトバンクグループ孫正義社長 – 高齢社会の医療費高騰に遺伝子解析中心の医療導入を提言

12月17日、東京都内で開催されたムーンショット国際シンポジウムでソフトバンクグループ孫正義社長は、高齢社会の医療費高騰に対する解決策として、DNA解析を中心とした医療に焦点を当てるべきと提言した。

Bloombergの報道によると孫氏は、日本とインド・東南アジア諸国が共通のAIプラットフォームを構築し、中国や米国の巨人と戦うチャンスが生まれるとの構想をかかげている。彼の出資するポートフォリオ企業には、がん遺伝子解析で早期発見を目指すスタートアップGuardant Health inc.や、血液検査のスタートアップKarius Inc.が含まれている。

先月、ソフトバンクグループが発表したYahoo JapanとLINEの統合計画にみられるように、次世代のAI開発競争のためアジア最大級のプラットフォームを構築する戦略が始まっている。同グループの医療AIに対する取り組みには今後も注目してゆきたい。

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TOKYO analytica
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。