医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例AIエンジニアを手術室に - 米メイヨークリニックの革新

AIエンジニアを手術室に – 米メイヨークリニックの革新

医療におけるゲームチェンジャーとなるような革新的AIアルゴリズムは、必ずしも医療者のみからは生まれない。その「当たり前」から一歩先に進み、米メイヨークリニックはエンジニア達を医療現場に積極的に関わらせる取り組みを始めている。

Advisory Boardが報じたところによると、メイヨークリニックは5人のデータサイエンティストとエンジニアを、医師の回診や手術に同席させ「患者ケアのギャップをAIを利用して埋める方法」を模索しているという。実際の臨床現場を体感することで、AIチームは医療者のニーズを捉えた信頼に足る技術開発に繋げることができるという。

メイヨークリニックは積極的なAI開発と検証を進めており、心血管疾患に限定しても過去3年間に20以上のAI関連研究を論文発表している。その中には、非発作時の心電図から隠れた心房細動を抽出するAIアルゴリズムといった、医療ブレイクスルーに限りなく近い成果も含まれている(過去記事)。米国において長く最高評価を受ける医療の巨人は、柔軟な取り組みからAIによる革新をもたらし続ける。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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