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日本のAIスタートアップはインドエコシステムと関係強化 – FiNCらの挑戦

予防ヘルスケア x AIテクノロジーのプラットフォームアプリを手がけるFiNC Technologiesは、順調な資金調達と推定企業価値からNEXTユニコーンとしての期待が高まる。同社のようなベンチャー企業は資金調達のみならず市場機会の模索と人材登用のため、インドのエコシステムとの関係強化を進めている。

インドのスタートアップ関連メディアYourStoryでは、日本貿易振興機構(JETRO)がインドのシリコンバレーと謳われるベンガルールで主催したイベントの様子を報じている。先述のFiNCは2017年から市場の成長が見込まれるインドでの活動を開始し、デリーを拠点とするフィットネス企業FitMelnへの投資も行っている。FiNCはインドをグローバル展開の入り口と考え、さらなるM&Aやビジネス提携の機会を模索しているという。

日本の新興企業は、インドのIoT/AI関連人材の利用に大きな魅力を感じ開拓を続けている。インドスタートアップのエコシステムを現地で活用するだけではなく、日本で働きたい人材をいかにして招くか、国際的な人材獲得競争への注力も始めている。日本のスタートアップにとって、米国シリコンバレーに次いで、インドを第2の目的地とする動きは今後も続くだろう。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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