米スタートアップClinc 従業員の32%を解雇

米ミシガン州アナーバーに本拠を置くAIスタートアップClincは、高機能な対話型AIの開発で知られる。同社は先週、新型コロナウイルスのパンデミックとその経済的影響に伴い、従業員の32%を解雇することを公表した。

米ミシガン州のビジネスニュースを取り扱うMLive Mediaは、Clincの行った大規模なリストラについて報じている。同社CEOのLingjia Tang氏は「この決定は困難なものであり、我々は全従業員の貢献に感謝しています。今後も我々のもとで働く人々の健康サポートと保護に注力していきます」と述べる。

Tang氏はミシガン大学のコンピュータサイエンス学部で教授を務め、Facebook Research AwardやGoogle Research Awardなど多数の受賞歴を持つ。Clincの対話型AIは、個人ごとのトーンや言葉遣いを理解し自己学習を進められるものであるとされ、「AppleのSiriを上回る」という目的を公言する。昨年、みずほ銀行・NTTデータとの共同実証実験を開始したことでも話題となった。

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TOKYO analytica
TOKYO analyticaは、データサイエンスと臨床医学への深い造詣を武器とし、健康に関するあらゆるモノ・コトのエビデンス構築・普及をお手伝いするメディカルコンサルティングプロジェクトです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcherを経て東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。