AI聴診器のStethoMe – 欧州で複数の遠隔医療プロバイダーと提携

StethoMe社のAI聴診器は、家庭での利用を目的としたEU認証の医療機器として知られる。患者の呼吸音異常を早期に捉え、AIによる診断結果と併せて臨床医に情報が共有されるシステムを構築している。StethoMeはこのほど、欧州の主要な遠隔医療プロバイダーであるMaQuestionMedicaleおよびHomeDoctorとの提携を公表した。

医療グレードとして認証された最初のAI聴診器であるStethoMeは、フランスとスペインの主要プロバイダーと提携し、両者が展開する遠隔診療プラットフォームに統合される。これによりEU域内での更なる利用者増が確実視され、AI聴診器のシェアにおける優位な立ち位置を一層強固にする。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、遠隔医療への関心は世界各国で急速に高まっている。StethoMeのテクノロジーがヘルスケアの向上に直接寄与することを強く期待したい。

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TOKYO analytica
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。