医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例最新医療AI研究胸部CT画像から新型コロナウイルス肺炎を識別するAIツール

胸部CT画像から新型コロナウイルス肺炎を識別するAIツール

マカオ科学技術大学の研究チームは、胸部CT画像から新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎像を識別するAIツールを開発した。

権威ある学術誌Cellにて公開されたチームの研究論文によると、3,777名の患者から取得された胸部CT画像を用いてAIアルゴリズムをトレーニングし、種々の肺炎像および正常所見像から新型コロナウイルス肺炎を高精度に特定するツールを開発したという。4つの異なる医療機関で417名を対象とした検証試験を行ったところ、85%の症例で適切に新型コロナウイルス感染に伴うものを識別することができた。

研究チームは「特に医療システムがオーバーロードとなった場合など、医師の業務負担が急増するケースにおいて、読影医が安定した診断を行うための補助ツールとして活用できる」としている。

TOKYO analyticahttps://tokyoanalytica.com/
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
RELATED ARTICLES

最新記事

注目の記事