妊娠高血圧腎症を血中RNAの機械学習で早期診断へ

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preeclampsia:子癇前症(しかんぜんしょう)は、妊娠に伴う高血圧で発生し、痙攣や意識障害を起こす子癇のリスクが高い状態を示す。疾患の定義が曖昧との指摘から日本国内では「妊娠高血圧腎症」として主に呼称されている。同疾患を、妊娠中の母体の血液中に放出されるRNAから機械学習手法によって分類する研究が学術誌Science Translational Medicineに発表されている。

Medical Xpressでは、遺伝子解析装置を手がけるイルミナ社の研究者を中心として行われた同研究を紹介している。妊婦血液から機械学習手法によって高リスクの妊娠と関連するRNA転写物を49種類同定し、早期発症の妊娠高血圧腎症患者を85-89%の精度で分類することができた。

妊娠20週目以降に症状を伴って診断されることが多い妊娠高血圧腎症については、その後の持続的な悪影響に対処するため早期診断が望まれていた。今回の新しい取り組みによって、特定が難しいとされてきた妊娠高血圧腎症の早期リスク診断と発症予測が可能になることを同研究グループは期待している。

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TOKYO analytica
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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。