米Atomwise – 1億2300万ドルを調達しAI創薬を加速

AI創薬で知られる米スタートアップ・Atomwiseは、同社のシリーズBラウンドで1億2300万ドルを調達した。これにより同社は、これまでに計1億7500万ドルの資金を得たこととなる。

Atomwiseが11日、ニュースリリースとして明らかにしたところによると、新しい調達資金はAI創薬プラットフォームおよびチームの拡張に充てられるという。イーライリリーやバイエルといった製薬大手のほか、新興のバイオテックであるStemoniXSEngine Precision Medicineなど企業パートナーとの提携も拡大する。

Atomwiseは、NVIDIAが提供するAIスタートアップのサポートプログラム「NVIDIA Inception」のメンバーとしても名を連ねる。激化するAI創薬におけるリーダーシップを示すことができるか、今後の展開に注目が集まる。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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