アラブ首長国連邦のドバイで12月6日から10日まで、先端技術の見本市「GITEX Technology Week 2020」が開催されている。そこではPanasonicの自律型車いす「PiiMO」やパワーアシストスーツ「ATOUN MODEL Y」が展示されている。
Startup MGZNに掲載のプレスリリースでは、Panasonicの上記2製品が紹介されている。「PiiMO」はスマートフォンのアプリケーションで目的地を指定することで自律的に移動するロボット車いすである。安全停止機能や追従走行機能を持ち、ユーザーに移動の自由を提供する。「ATOUN MODEL Y」は重量物運搬における腰への作業負担を軽減するパワードウェアであり、物流・製造現場中心であった利用シーンから介護現場での活用を模索している。介護現場での活用は、特に新人が最初に現場で感じる心理的な抵抗感を減らすことが期待されているという。
Pasasonicのロボットモビリティソリューションは、高齢者介護や医療における労働力不足などの社会的課題や、COVID-19パンデミック下での医療需要の高まりに対応するため開発を進められている。今回のGITEX Technology Weekは「誰にとってもより良い生活を」というモットーを掲げており、そこではPanasonicのロボット製品が存在感を示している。