医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例ドバイ GITEX Technology Week 2020 - Panasonicのロボット展示

ドバイ GITEX Technology Week 2020 – Panasonicのロボット展示

アラブ首長国連邦のドバイで12月6日から10日まで、先端技術の見本市「GITEX Technology Week 2020」が開催されている。そこではPanasonicの自律型車いす「PiiMO」やパワーアシストスーツ「ATOUN MODEL Y」が展示されている。

Startup MGZNに掲載のプレスリリースでは、Panasonicの上記2製品が紹介されている。「PiiMO」はスマートフォンのアプリケーションで目的地を指定することで自律的に移動するロボット車いすである。安全停止機能や追従走行機能を持ち、ユーザーに移動の自由を提供する。「ATOUN MODEL Y」は重量物運搬における腰への作業負担を軽減するパワードウェアであり、物流・製造現場中心であった利用シーンから介護現場での活用を模索している。介護現場での活用は、特に新人が最初に現場で感じる心理的な抵抗感を減らすことが期待されているという。

Pasasonicのロボットモビリティソリューションは、高齢者介護や医療における労働力不足などの社会的課題や、COVID-19パンデミック下での医療需要の高まりに対応するため開発を進められている。今回のGITEX Technology Weekは「誰にとってもより良い生活を」というモットーを掲げており、そこではPanasonicのロボット製品が存在感を示している。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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