WhatsAppのAIチャットボットによるドバイのコロナワクチン予約

日本国内ではコロナワクチンの予約をめぐる混乱が取り沙汰されている。アラブ首長国連邦のドバイでは、メッセージアプリの「WhatsApp」を利用したコロナワクチンのAI予約システムが利用されている。

UAEのメディア Khaleej Timesによると、ドバイの住民はWhatsAppの自動チャットボットでワクチン接種センターを選択すると、AIシステムがそのセンターの最も早い予約枠を選択してくれる。このチャットボットはもともとCOVID-19に関する情報提供や、ドバイ保健局のサービス情報を提供するために開発された。24時間365日対応の無料サービスであり、これまでに15万件以上のCOVID-19に関する問い合わせがWhatsAppを通じて処理されてきた。

COVID-19のパンデミック以来、WhatsAppは150以上の国と地域で20億人のユーザー向けにCOVID-19ヘルプラインを提供し、1年間で30億件のメッセージがヘルプラインを通じて送信された。メッセージアプリによるワクチン接種予約について、日本国内ではLINEが主流であるが、接種年齢の範囲拡大による利用状況の推移に注目していきたい。

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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、SBI大学院大学客員准教授、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。