CT画像から新型コロナウイルス感染症の診断を行うAIアルゴリズムを、ウェブインターフェイスから利用できるようにする取り組みがある。
The Weekが8日報じたところによると、インド・パンジャブ州にあるLovely Professional University(LPU)の研究チームは、ウェブインターフェースへのインターネット接続のみで、COVID-19に関するCT画像読影を実現するAIシステムを開発したという。医療者は手元の胸部CT画像をウェブポータルにアップロードするだけで、中央サーバーに据えられたAIモデルの解析を受けることができる。
胸部単純レントゲン画像やCT画像から「新型コロナウイルス感染症を識別するAIアルゴリズム」が多く開発されているが、システムの大部分はローカル環境に構築され、リソースの利用ができるのは一部の医療機関に限定されていた。開発に携わったPrabin Kumar Das氏は「現状は特に、遠隔地・僻地におけるCOVID-19の検出と治療が難しい。国内どこからでもアクセスできる低コスト・高品質なシステムを構築したかった」としている。