Appleは、現在Apple Watchで血圧検査ができるAI開発を進めている。一方で、韓国企業Deep Mediは、スマートフォンのカメラの上に指を乗せることで血圧を測るAI機能を開発中だ。Apple Watchを装着するだけで血圧を測ることができるのは便利だが、もしスマートフォンのカメラで血圧が測定できるAI技術が開発されれば、Appleにとって強力な対抗馬となる可能性がある。
Appleは、Apple Watchをヘルスデバイスとして提供できるようにするため、血圧検査を行うAI技術を開発中だ。一方で、韓国ソウルに本拠地を置くDeep Mediも、同じくスマートフォンを使用して血圧検査ができるAI機能を開発中だと報じられている。どちらも血圧検査のためのAIガジェットだが、その検査方法は異なる。ITメディアPatently Appleによると、Appleの場合、Apple Watchを手首に巻くことで血圧を測ることができるが、Deep Mediのスマートフォンは、カメラの上に指を置くことで血液の量の変化を測り、血圧を測定できるのだという。
両社ともに医療機器としての承認を出願している状況であり、リリース時期が重なると見られている。携帯端末とヘルスデバイスを兼用できるDeep Mediのスマートフォンは、Apple Watchの対抗馬となる可能性がある。Deep MediのCEO・Lee Kwang-jinは、韓国The Korea Herald(英語版)の中で、「自宅に血圧計のないユーザーが、いつでもスマートフォンで血圧を測定できる状況を実現する」とその利便性についてコメントしている。