AIによって量子学的な視点からの創薬研究

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創薬研究を行うC4X 社と、AIを用いた化学研究を行っているGTN社が、共同でAIを利用した創薬研究を行うことを発表した。この共同研究では、分子の形状を基盤とした創薬研究を発展させ、神経疾患の治療薬になり得る化合物を発見することが目標とされている。

The Business Deskによると、C4X社は、分子の形状などの性質を正確に調べることができる「Conformetrix」という独自の技術を持っている。これに対し、GTN社は深層学習を取り入れ、量子力学的な視点で分子を分析することができるAI技術を持っており、従来の化学では予測できない分子の性質まで調べることができるという。今回の共同研究では、C4X社が提供した正確なデータをGTN社のAIによって分析することで、パーキンソン病やアルツハイマー病をはじめとした神経細胞の構造に問題のある病気の治療薬開発を目指すという。

近年のAI創薬は、単独の企業で行うものだけでなく、2社以上が互いの長所を生かして共同で行うものが多くなってきている。Pharma Timesによると、GTN社のCEOであるNoor Shaker氏は、GTN社の量子力学的な視点による研究技術とC4X社による正確な分子の構造決定は、非常に良いコンビネーションになり、革新的な医薬品を生み出すことができるだろうと述べた。