Persistent Systems社 乳がん診断のためのAI開発に取り組む

アメリカで情報技術サービスの提供を行うPersistent Systems社は、NGO組織であるPrashanti Cancer Care Mission (PCCM)と共同で、AIを用いてトリプルネガティブ乳がんと呼ばれる乳がんの早期発見をする研究を行っているという。この研究がうまくいけば、トリプルネガティブ乳がんの早期発見が可能となり、多くの女性をがんの脅威から救うことができるようになるかもしれない。

トリプルネガティブ乳がんとは、検査において3つの数値が陰性になることからその名がつけられ、乳がん全体の10~15%を占める。MoneyControlによると、この研究グループには多くの生物学研究者やエンジニアなどが協力しており、AIシステムを構築するための環境は整っているという。また、同研究グループは、すでにトリプルネガティブ乳がんを発見する際に目印となりうる物質を特定しており、今後は臨床試験などによってこの物質の発見の有効性を確認し、実際に診断を行うAIシステムの開発に取り掛かるという。

Ai THORITYによると、Persistent Systems社は、機械学習やAIシステム構築に関して、すでに高い技術力を誇っており、今回は専門性の高い外部の研究者との共同研究を進めることで、さらに高い成果を上げることができるのではないかと期待が寄せられている。

The Medical AI Times
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