欧州ヘルステック投資フォーラム2019 フィンランドで開催

今回で3度目となる欧州ヘルステック投資フォーラム(EHIF)が12日・13日の2日間、フィンランド・ヘルシンキで開催された。ヘルステック分野での活躍目覚ましいスタートアップ40社と、同分野への関心が強い投資家を一堂に会した。

Helsinki Timesの報道によると、フォーラム開催中にプレゼンテーションやミーティングの機会を与えられた40社は、事前申し込みのあった70以上のスタートアップから選考されたという。各社の有する独創的な技術は、ヘルスケアにおける特に画像診断や症状診断に対するAI利用が目立った。

ヘルスケアAIへの展開としては米国・中国が目立つが、フィンランドは健康施策への重点投資を長く行ってきた背景があり、欧州を代表する健康大国としての自負がある。TechTourは、フィンランドがヘルススタートアップとの連携を進め、デジタルヘルスハブとしての役割を担いたい思惑も報じている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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