米UCSF 医療画像特化のAIセンターを開設

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)は、放射線科領域へのAI技術適用を加速させるため、「Center for Intelligent Imaging」の開設を明らかにした。

UCSFの公表によると、同センターでは医療画像へのAI適用に焦点を当て、疾患診断および治療の質的向上を目指す。カリフォルニア州サンタクララに本拠を置くAIコンピューティング大手NVIDIAとの提携も明らかにしており、実臨床応用を見据えた強力な医療AIツールおよびインフラストラクチャの構築を行うとのこと。UCSFで放射線医学部門を率いるChristopher Hess医師は「AIが診断医学の次世代フロンティアを形作る」と明言した上で、同センターの配備する人的・物的資源が世界有数のものとなることを強調する。

UCSFはMRIの開発と初期導入に関わったことでも知られ、医療画像におけるトップリーダーとしての地位を長年に渡り維持してきた。AIの可能性も早期から捉えており、Intelligent Radiologyを次世代医療の中核とにらむ。また、学術的な革新をスタートアップにリンクすることにも積極的で、ロンドンに所在するKheiron Medical Technologiesが最初の共同研究先となることを併せて発表している。

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TOKYO analytica
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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。専門はメディカルデータサイエンス。ロンドンでのベンチャーエンジニアを経て、英国内の大学で医療データベース研究に従事。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。