医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例武田薬品とMITがAI研究を推進するプログラムを発表

武田薬品とMITがAI研究を推進するプログラムを発表

2020年1月6日、武田薬品工業株式会社とマサチューセッツ工科大学(MIT)は「MIT-Takeda Program」の名称で、健康と医薬品開発に恩恵をもたらすAIの開発と応用を促進する計画を発表した。

MIT Newsによると、この新しいコラボレーションでは武田薬品から3年間の出資(2年延長の可能性あり)と医薬品インフラが提供される。プログラムはMITの研究者たちを強力にサポートし、研究に注力できるコミュニティ構築を目指す。機械学習分野を中心として、年間6-10件の研究プログラムに資金が提供され、診断、治療、新規バイオマーカー予測、創薬、臨床試験の最適化、といった課題に焦点があてられる。

MIT-Takedaプログラムは、MITの医療研究部門の提携機関のひとつJ-Clinicを中心にすすめられる。J-Clinicを通じて武田薬品の従業員向けには教育プログラムが提供され、個人と組織の学習を強化する。また、医療AI関連の活動をする大学院生を支援する11のフェローシップが提供されるといい、若い学者のためにも同プログラムの活動は期待されている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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