新型コロナウイルスの Infodemic: インフォデミックと戦うIT企業たち

日本では新型コロナウイルスに関連し、インターネット上で不確かな情報・デマが拡散され、特定の商品が店頭から姿を消す問題などが発生している。世界保健機関 WHOは、不正確な情報を含む情報過多で信頼できる情報が得にくくなる問題を「インフォデミック(infodemic)」と呼び、警鐘を鳴らす。

ロンドンの調査会社 GlobalDataは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への各国IT企業らによる人工知能: AIの活用状況を報じた。カナダ発スタートアップBlueDotについては過去記事でも紹介しているが、ニュースやSNS、政府情報など複数の情報ソースを分析するAIが新型コロナウイルス感染の集団発生を中国・米国の関係当局より早期検出して話題となった。

記事では日本のスタートアップも紹介されている。株式会社ビースポーク(東京都)は、訪日外国人にAIチャットボットを通じて、新型コロナウイルス感染症に関する信頼性の高い最新情報の提供を始めた。訪日外国人は言語の壁などで正確な情報を入手することが難しく、いわゆる災害弱者となりやすい。ビースポークのようなAIスタートアップが新型コロナウイルスとの「情報戦」で果たす役割にも期待が高まっている。

前の記事AIによる創薬 – 知的財産権は誰のものに?
次の記事正しい情報伝達の確保のために
TOKYO analytica
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。