正しい情報伝達の確保のために

新型コロナウイルスの世界規模での感染拡大は、危機管理にとって重大な教訓が多く含まれるが、そのひとつに「正しい情報伝達の確保」がある。一般市民においても「データ解釈とそれに基づくリスク判断の難しさ」を強く認識する現状がある。

AIアルゴリズムを用いたハイリスクポピュレーションの同定や、感染症疫学に基づく死亡率推計・感染拡大シミュレーションなど、インパクトの大きい成果が日々示される一方、科学的知見を過不足なく日常言語に置き換える「科学技術インタープリター」の存在が不足する。一面的な研究成果の紹介とその限定的な解釈によって、市民の危機感が過度に煽られる、または不必要に楽観視させることはいずれも望ましいとは言えない。

現在、国内では東京大学の大学院副専攻カリキュラムとしての科学技術インタープリター養成プログラムなどが存在するが、その育成環境はまだ十分ではない。高度専門技術・知識と一般社会を繋ぐ架け橋が今強く求められている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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