中国 Antwork – ドローン物流で新型コロナウイルスに対抗

Photo by iSock

新型コロナウイルス COVID-19が蔓延する中国都市部では、ドローンによる無人での医療物資輸送が注目されている。中国・杭州のスタートアップ Antwork社は感染地域での医療サンプルと検疫用品にドローンの活用を進める。

メディア GPS Worldの報道によると、Antworkは感染震源となった武漢の近郊でウイルス被害を受けている省のひとつ浙江省の新昌郡で、ドローンと無人ステーションを活用して医療物資の輸送にあたっている。二次感染拡大を防ぎながら、通常の道路での輸送に比し効率を50%以上向上させると同時に、前線でひっ迫している人的・物的資源の節約を図る。

Antworkは日本でドローン事業を展開するテラドローン: TerraDrone社のグループ企業である。2019年10月には中国民間航空局(CAAC)が発行する都市型ドローン輸送ライセンスを取得した。現地ではドローン機材RA3およびtr7s、無人ステーションRH1が活用されている。新昌郡人民病院およびその分院、同郡の疾病管理センターと連携しプロジェクトは稼働され、より多くの医療機関へ支援の範囲を拡げようとしている。医療システムへのドローンの展開は過去記事も参照いただきたい。

前の記事世界の有望AIスタートアップ Top 100 – 3分の2を米国が独占
次の記事AIが「がん細胞における人種差」を明らかに
TOKYO analytica
TOKYO analyticaは、データサイエンスと臨床医学への深い造詣を武器とし、健康に関するあらゆるモノ・コトのエビデンス構築・普及をお手伝いするメディカルコンサルティングプロジェクトです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcherを経て東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。