Jvion – COVID-19からの職場復帰評価にAIを活用

臨床AIのプロバイダーであるJvionは、米ジョージア州に本拠を置くオーガスタ大学と協力し、初めての「オンラインCOVID-19職場復帰評価システム」を立ち上げた。当初はジョージア州オーガスタ地域の経営者向けに提供するが、地域・対象範囲は順次拡大する予定となっている。

Metro Atlanta CEOが14日報じたところによると、このAIソリューションでは従業員の回答に基づき、推定陽性者の補足や従業員の曝露・感染リスクを算出することができる。調査項目には、CDCが定めるCOVID-19症状に関する質問や背景情報の確認などが含まれ、医学的妥当性を担保するためにジョージア医科大学の医師団によるサポートを得たとのこと。

COVID-19は症状発現前の数日に周囲に対する感染リスクが最大となり、その後は次第に減弱することが分かってきている。したがって、ウイルスの遺伝子断片を捉えるPCR陽性が必ずしも「感染力がある」ことを意味するわけではないこと、陰転化に長い期間を要すること、さらにはそもそもPCRの実施施設が限られていることなどから、職場復帰のタイミングを正しく評価するツールには大きな需要があった。

前の記事画像検査用AIが誤診を生む? – ケンブリッジ大学の不安定性試験
次の記事AIによる免疫系マッピング – スタートアップ Immunaiが2000万ドルの資金調達
TOKYO analytica
TOKYO analyticaは、データサイエンスと臨床医学への深い造詣を武器とし、健康に関するあらゆるモノ・コトのエビデンス構築・普及をお手伝いするメディカルコンサルティングプロジェクトです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcherを経て東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。