富士フイルムは先週、胸部CT画像から肺結節候補を自動検出するAI技術について、薬機法における医療機器としての承認を取得したことを公表した。この「肺結節検出機能」は、同社の画像診断プラットフォームである「SYNAPSE SAI viewer」向けアプリケーションとして、本日から発売される。
肺結節を早期に検出することは、肺がんを含む要治療肺疾患への早期介入を実現するためには欠かせない。一方で国内CT検査数は年々増加をみており、読影を担当する医師の負担は大きな問題となってきた。医師の業務効率改善と、効果的な画像診断ワークフローの実現のため、本システムは医療現場からの大きな期待を集めている。