医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例AI創薬プラットフォームを用いたCOVID-19治療薬の探索

AI創薬プラットフォームを用いたCOVID-19治療薬の探索

カナダ・アルバータ州のカルガリーに本拠を置くテクノロジー企業Skymountは、米ルイジアナ州立大学との提携により、AI創薬プラットフォームを用いたCOVID-19治療薬の探索を行っている。

ルイジアナ州立大学が5日報じたところによると、このプロジェクトに利用されるのはDeepDrugと呼ばれるAI創薬プラットフォームであるという。DeepDrugはルイジアナ州立大学の研究チームが開発した薬剤設計ツールだが、既存薬の潜在的有効性についても探索する機能を持ち、米食品医薬品局(FDA)が承認済みである約90の抗ウイルス薬における「COVID-19治療への有効性」を調査しているとする。DeepDrugの開発チームは、IBM Watson AI XPrizeのセミファイナリストで、現在500万ドルの賞金を争う最中にもある。

Skymountはドローン開発で知られてきたが、同社が有するAI技術をもってヘルスケア市場への参入を画策する。市場の大きさは多くの企業を惹きつけ、医療AIにおける新規プレイヤーを生み出し続ける現況の好例とも言える。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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