医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例AIと拡張現実を活用した遠隔診療システム - 米AdviNOW Medical

AIと拡張現実を活用した遠隔診療システム – 米AdviNOW Medical

COVID-19パンデミックをきっかけとした、一般クリニックへの来院数減少が世界各国で続いた。その後、急速に遠隔医療への需要が高まったが、電話・ビデオ通話によって医療サービスの質の低下は避けにくい。臨時措置としての遠隔診療普及では、医療機関の財政的な存続可能性にまで影響を与える。

AdviNOW Medicalの遠隔診療システムは、AIと拡張現実を盛り込み、現実の医療機関のワークフローを損なわない自然な診療の流れを提供しているとうたう。同社のプレスリリースによると、患者医療情報登録や文章作成が自動化され、患者と医師の対話時間を重視しつつも、従来比で1時間あたり最大4倍の患者診療にあたることができるという。

遠隔診療においては、現場での医療情報の文章化などに際し、対面診療に比して余分な時間と労力を強いる側面もある。また、遠隔診療で発生しかねない賠償責任リスクは多くの医療従事者が懸念するところである。遠隔診療の質と患者満足度を向上させる取り組みはこれからも続いていくだろう。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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