韓国で医療用のAIソフトウェア開発を行うVunoは、医療情報サービスのエムスリー(M3)を通じた日本市場への参入計画を明らかにしている。
韓国の日刊紙 The Korea Heraldが18日に報じたところによると、Vuno社の胸部CT診断支援システム「LungCT AI」が日本国内での販売許可を取得し、エムスリーがその配給を行うという。肺の結節病変を検出・報告する同システムは、充実性結節で感度100%、すりガラス状結節で感度97.3%、過去1万件のCTで「未検出だった肺結節」を3%検出したスクリーニング性能をうたう。
Vuno社は胸部CT診断AIの他にも、胸部X線・眼底検査・認知症などの診断システムを提供している。それら技術に関する研究報告はVuno社のPublicationsで閲覧可能である。エムスリーは海外との医療AI関連事業の提携を多方面で進めており、中国アリババとの共同開発については過去記事を参照いただきたい。