Helfie.ai – 太陽を愛するオーストラリア人は皮膚がんをAIスマホアプリでセルフチェック

紫外線量の多さや人種要因もあり、オーストラリアは皮膚がんの好発地域として知られる。同国メルボルンを拠点として開発されたAIスマホアプリ「Helfie.ai」は、皮膚のほくろ・しみを撮影して病変リスクを分類する。

豪メディア 9Newsでは、アプリ開発を行った共同創業者であるNick ChangとMatthew Jonesにインタビューを行っている。同アプリでは、AI画像解析によりメラノーマ(悪性黒色腫)をはじめとした異常を識別し、皮膚病変のリスクをhigh・medium・lowとして評価する。結果を医師に転送し診断を受けることもできるほか、アプリ上でのチャットによる直接相談も可能とする。診断を担当する医師へ画像を送信した際、ユーザーが支払うコストは3ドルとなる。

一方で、皮膚がんの自己診断アプリを推奨しない専門家も少なくない。現状ではアプリでリスクチェックをした場合、GP: General Practitioner(初期診断を担当する一般開業医)への受診機会を設けて、皮膚科医への紹介を受けることが望ましい。皮膚がん早期発見へのアプリ利用は、ビクトリア州政府も支援する姿勢を示している。

前の記事東京工科大学 – がん幹細胞を識別するAI技術を開発
次の記事英PrecisionLife – 重篤なCOVID-19発症に関連する68の遺伝子を特定
TOKYO analytica
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。