Paigeは、19世紀より続く米名門病院「メモリアルスローンケタリングがんセンター」のスピンオフ企業として、2017年に設立された。病理AIの開発で急成長する同スタートアップはこのほど、ゴールドマンサックスから新たに1500万ドルの資金を調達した。
Paigeが13日公表したところによると、今回の資金調達によってゴールドマンサックスからは計2000万ドル、これまででは累計9500万ドルの調達を行ったこととなる。今回得られた資金は主として、がん病理分野におけるグローバルリーダーシップの維持、製薬企業との連携を通した診断・臨床試験ソリューションの開発に充てるとしている。
Paige CEOのLeo Grady博士は「ゴールドマンサックスの理解と協力に感謝している。Paige Platformと我々の病理プロダクトが次世代型病理を形成し、患者ケアを大きく改善するだろう」と話す。また、ゴールドマンサックスでマネージングディレクターを務めるDavid Castelblanco氏の、Paige経営陣への参画も併せて公表されている。