病理AIで躍進するPaige

Paigeは、19世紀より続く米名門病院「メモリアルスローンケタリングがんセンター」のスピンオフ企業として、2017年に設立された。病理AIの開発で急成長する同スタートアップはこのほど、ゴールドマンサックスから新たに1500万ドルの資金を調達した。

Paigeが13日公表したところによると、今回の資金調達によってゴールドマンサックスからは計2000万ドル、これまででは累計9500万ドルの調達を行ったこととなる。今回得られた資金は主として、がん病理分野におけるグローバルリーダーシップの維持、製薬企業との連携を通した診断・臨床試験ソリューションの開発に充てるとしている。

Paige CEOのLeo Grady博士は「ゴールドマンサックスの理解と協力に感謝している。Paige Platformと我々の病理プロダクトが次世代型病理を形成し、患者ケアを大きく改善するだろう」と話す。また、ゴールドマンサックスでマネージングディレクターを務めるDavid Castelblanco氏の、Paige経営陣への参画も併せて公表されている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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