キヤノンメディカルシステムズの北米拠点 Canon Medical Systems USAについて、以前にはCT画像を再構成する独自AI技術のFDA承認を紹介した(過去記事)。同社はこのほど、イスラエルの医療AIスタートアップであるZebra Medical Visionと提携し、新しい画像解析ソリューションの提供を開始することを公表した。
Canon Medical Systems USAが11日行ったプレスリリースによると、同社はZebra Medical Visionとの提携により、自動画像解析システム「AI1」を導入することを明らかにした。AI1はクラウドベースの画像解析ソリューションで、脳・肺・循環器・骨をはじめ多様な対象臓器を種々の画像モダリティから評価し、トリアージとリスク分類を行えるオールインワンAIパッケージとして知られる。
Canon Medical Systems USAのSatrajit Misra氏は「Zebra Medical Visionとの提携により、AIテクノロジーの活用を介した、画像診断技術革新へのリーダーシップとコミットメントの強化につなげる」とする。Zebraの技術がキヤノンメディカルの製品に統合されることによって、AI画像診断が現場のワークフローに組み込まれたより身近なものとなることも期待されている。