院内転倒を予測するAIモデル – 韓国 Hallym University Medical Center

患者の転倒リスクを評価するAI技術を以前にも紹介した(過去記事)。韓国のHallym University Medical Centerは、医療施設における患者転倒事故を予測するAIモデルを開発したことを発表している。

Aju Business Dailyの報道によると、同医療センターが開発したAIモデルは過去10年・約34万件の症例に基づき、病歴や歩行パターンなどの情報をもとに患者の転倒事故リスクを予想する。さらには臥床や車椅子によって皮膚に発生する褥瘡の予測も可能という。

同AIモデルは、看護師が患者の健康状態をチェックするたびに、転倒や褥瘡のリスクをリアルタイムで示す。そのリスクが60%以上と予測された際に、医療センターでは医師と看護師を含む特別なチームを派遣して監視にあたる体制とのことである。

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TOKYO analytica
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。