医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例歯科のAI導入を促進する団体「DAIC: Dental AI Council(歯科AI協議会)」

歯科のAI導入を促進する団体「DAIC: Dental AI Council(歯科AI協議会)」

歯科医療におけるAIの可能性を探り検証することで、AI導入を加速する目的の団体「DAIC: Dental AI Council(歯科AI協議会)」が米国において発足された。

歯科業界メディア DentistryIQに28日付で発表されたプレスリリースによると、DAICの設立メンバーは開業歯科医院・歯科業務支援組織(DSO)・メーカー・ソフトウェアプロバイダー・保険会社・研究所・大学などに所属し、歯科業界を代表する15名が集結した。DAICは、歯科業界がAIの活用に遅れをとっているという認識のもと、AIに対する懐疑的な見方や誤解を、正しい理解へと主導する役割を果たそうとしている。

AIによる歯科領域への直接的な恩恵である画像診断AIの一例を以前にも紹介した(過去記事)。DAICはその他にも診療計画・補綴物製作・審美歯科・保険請求などあらゆる面への活用を想定する。特に保険請求では過重な審査業務にもかかわらず不正請求が多数紛れこみ、無駄なコストは顧客に転嫁されている。その矛盾をAIが解消することで保険料が安くなり、歯科医療を求める人が増える。そのような業界全体が受ける恩恵をDAICは模索し提案していく。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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