KenSci – KLASレポートで最高評価を獲得

シアトルに本拠を置くKenSciは、2015年にワシントン大学のデータサイエンス研究チームから生まれた医療AIスタートアップだ。デジタルヘルス向けの独自AIプラットフォームを提供しており、巨額の資金調達とともにMicrosoftが主催するHealth Innovation Awardsにも選出されるなど、創立以来、業界の注目プレイヤーであり続けている。

KLAS Researchがこのほど公表した「Decision Insights Report」においてKenSciは、評価対象となった全てのヘルスケアAIプロバイダーの中で最高評価となるスコア90.7を示した。これは47の医療機関におけるAI購入状況を調べ、購入済み・検討対象・置き換え対象のベンダーとプロダクト、そのAIソリューションを選択する理由などから評価したもの。

医療業界ではAI導入のロードマップが次第に明確化されてきており、「とりあえず試してみる」フェーズから「実用性と効果を求めるフェーズ」に移行しつつある。KenSciのAIプラットフォームは、AIへの投資収益率を加速させるよう強力に設計されており、医療機関の客観的な新システム導入基準をクリアしやすいことも支持される要因の一つと考えられている。

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TOKYO analytica
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。