医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例米Nuanceの医療用音声書き起こしAI - 米最大級医療グループProvidenceと提携

米Nuanceの医療用音声書き起こしAI – 米最大級医療グループProvidenceと提携

医師と患者の会話を音声認識から自動で書き起こすAIプラットフォームの開発競争が進んでいる。テック大手とのパートナーシップで各社はシェア拡大を見込むが、なかでも米Nuance CommunicationsはMicrosoft社との提携で注目された(過去記事)。更なる進展としてNuanceは米国最大級の非営利カトリック系医療グループを展開するProvidenceとの協力関係を発表している。

Nuanceのニュースリリースによると、Providenceが米国7州でグループ展開する51の病院や1,085の診療所などでNuanceの音声対応AIプラットフォームを活用していくこととなる。同社のアンビエントセンシング技術は、患者の同意のもとに臨床医との会話を聞き取り、電子カルテ内への文書化を補完していく。その結果、医師を患者のケアに集中させ、医療者の燃えつきの原因のひとつとされる管理業務の緩和促進が期待できる。

ProvidenceのAmy Compton-Philips医師は「Nuanceとのパートナーシップは、医師や看護師が提供する最前線のケアを記録に残すというハードワークを容易なものにします。開発されたツールによって医療者がキーボードではなく患者に集中できるようになるでしょう」と語った。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、SBI大学院大学客員准教授、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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