医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例SpeechVive - 耳掛け型ウェアラブルデバイスでパーキンソン病患者の発声訓練

SpeechVive – 耳掛け型ウェアラブルデバイスでパーキンソン病患者の発声訓練

パーキンソン病で進行する神経症状のひとつとして音声機能の障害がある。パーキンソン病患者は米国内で150万人、世界では約1000万人という推計がある。米インディアナ州のスタートアップ企業SpeechVive Inc.は、耳掛け型のウェアラブルAIデバイスでパーキンソン病の言語療法を遠隔で行うプラットフォームを開発している。

デバイスの共同研究に取り組む米インディアナ州パデュー大学のニュースリリースによると、遠隔AIプラットフォームであるSpeechViveは、COVID-19のパンデミック下において遠隔療法の需要が高まり注目を受けているという。同デバイスはパーキンソン病患者が1日2〜8時間装着し、発声時にノイズを発生させることで発話者にフィードバックを与え発声機能を強化する。これまで4年間の臨床研究でパーキンソン病患者が「強い音圧」「長い発声」「明瞭度の改善」が得られるといった訓練効果を示してきた。

SpeechViveは今後も国内のパーキンソン病患者を対象とした研究を主導し、COVID-19パンデミック下で爆発的に増えるテレプラクティックの必要性に応えようとしている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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