日本国内ではコロナワクチンの予約をめぐる混乱が取り沙汰されている。アラブ首長国連邦のドバイでは、メッセージアプリの「WhatsApp」を利用したコロナワクチンのAI予約システムが利用されている。
UAEのメディア Khaleej Timesによると、ドバイの住民はWhatsAppの自動チャットボットでワクチン接種センターを選択すると、AIシステムがそのセンターの最も早い予約枠を選択してくれる。このチャットボットはもともとCOVID-19に関する情報提供や、ドバイ保健局のサービス情報を提供するために開発された。24時間365日対応の無料サービスであり、これまでに15万件以上のCOVID-19に関する問い合わせがWhatsAppを通じて処理されてきた。
COVID-19のパンデミック以来、WhatsAppは150以上の国と地域で20億人のユーザー向けにCOVID-19ヘルプラインを提供し、1年間で30億件のメッセージがヘルプラインを通じて送信された。メッセージアプリによるワクチン接種予約について、日本国内ではLINEが主流であるが、接種年齢の範囲拡大による利用状況の推移に注目していきたい。
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